「手をふる」~あんなこと・こんなこと 保護者だよりからの抜粋~

ほしバスAコースの、あの曲がり角を曲がると、卒業生の○○ちゃんに会える場所です。

4月。
久しぶりに出会えたときは嬉しくて、立ち上がり窓を開け「○○ちゃ~ん」と手をふりました。

○○ちゃんも立ち止まり、笑顔で手をふり返してくれました。(○○ちゃんは高校生です)
少し走ると○○ちゃんのおばあちゃんが家の前で見送っています。そんな光景を見ていた子どもたちが「誰?」と聞いてきたので、「先生がばらさんだったときのお友だち……」と話をしました。

そして6月。
またお当番でバスに乗ると、○○ちゃんに会うことができました。
すると、「せんせい○○ちゃんだよ」と子どもたちが教えてくれるのです。手をふって見送った後、「何でみんな知ってるの?」と聞くと、「だって前にせんせいが教えてくれたから」と言うのです。
ちゃ~んと名まえまで覚えていてくれて、同じ気持ちになってくれるこの人たち。
なんていい子たちなんだろうと思いました。
雨の日には「今日は雨だからいっしょだね♡」と言うのです。

この後もう一つ“手をふる”が……。
バスがもうすぐ幼稚園着となる橋の上で、お母さんに抱っこされた小さい男の子が、バスを見て嬉しそうに手をふったのです。それを見つけた子どもたちは、すぐに手をふり返しました。
「ようちえんに行くのかなあ」「ん~。でもようちえんのお友だちはいないみたいよ。お母さんとお出かけかな?」
そんなやりとりをしていると、また男の子が手をふります。すると、またすぐにみんなでみんなで手をふり返すのです。

越谷幼稚園の子どもたちは、本当にいい子たちです。
こぼれる言葉があったかい♡
行動も♡

朝からこころがあたたかくなったあの日でした。